あの漫画家の〆切りはやっぱり特別だった
『落としの天才』、『遅筆の帝王』、『編集泣かせ』などの異名を持つ漫画家がいます。とにかく原稿を落としまくる、そして連載作品も途中で投げ出すために未完の作品は数知れずです。しかも落とした時の理由が、「白いワニ(原稿のこと)に襲われたため」などというキレのある返しをするため、すでに一つの芸の域に達していると言われ、“落し芸”と評されるに至っています。さらにあまりにも途中で投げ出すため、ファンの間では存在すらも疑われ、『幻の漫画家』とまで呼ばれるようになりました。
そうです、“ビッグE”こと江口寿史先生です。
2008年、そんな江口先生がアクションゼロで新連載[ゼロの笑点]が開始されるとの発表がありました。発売される前からファンの間では「いきなり載ってないかもしれない」、「続いても3回」、「都市伝説」などと、UMA扱いレベルの言葉が飛び交いました。そんな不安をよそに1号に掲載、2号にも掲載、そして3号にも!続けざまに眼前に現れる奇跡の数々、江口寿史という漫画家が実在するという証明でもありました。
しかしながらアクションゼロが6月6日発売の12号で無念の休刊。この情報を受けて、同誌連載中の山崎紗也夏先生の[スカラベの時間]という4コマでは、江口先生の話題が漫画として描かれていました。[スカラベの時間]はへべれけマスターの経営するバーでの出来事を描いた作品なのですが、この中で山崎先生自身が登場しており、原稿の〆切がギリギリのエピソードが描かれていました。慌てた山崎先生は一番遅いであろう江口先生にメールを打つと、江口先生もまだの様子。
ホッと一息ついていると、担当さんがやってきて、

衝撃の真実!じゃなくて、
周知の事実ってやつですね。
江口先生が連載していた[ゼロの笑点]、初号から最終となる12号まで一回も原稿を落さず皆勤賞でした。作品欄外の編集部のコメントにも、「一年間、休載ゼロの江口先生に何が起こったのか…」などとあります。その隣のページのコメントには「印刷関係者のみなさまに、心より御礼申し上げます」ともあり、江口先生が皆勤賞であった裏には、本人の頑張りはもちろん、編集部と印刷関係者の並々なら努力があったことが伺えます。
ちなみに江口先生の[ゼロの笑点]は毎号4ページ、12号までの合計ページ数は48ページでした。コミック化にはページ数が足りないように感じる通り、残念ながらコミック化の情報は出ていません。ですが、もし可能であればアクションの方で連載再開していただき、山崎先生の[スカラベの時間]ともども単行本化されることを切に希望します。
最後になりますが、江口先生が週刊連載をするとの怪情報が飛び交っています。先日インタビューが掲載されたコミックバンチか?はたまた古巣のジャンプ系列か?もし本当なら、どこの雑誌で連載するのか気になるところです。
[A-ZERO]作品一覧
居眠り磐音-IWANE-
ボクの手塚治虫せんせい
ルンたん
父を訪ねて だいたい 三千匹
スカラベの時間
あねおと
雀凰
漫画家失格
リーツェンの桜
レス・ポン太 こころの詩
変身
クアドリフォリオ
未知次元 Dimention X
ゼロの笑点
UNKO
エナ Cyber Girl
食戦記
中央線ドロップス
羽衣闘伝
感想でも良いですし、参考になったレビューサイトのURL等、
その他の情報など気が向いたらで良いのでよろしくお願いします。
その他の情報など気が向いたらで良いのでよろしくお願いします。






